イスタンブール情報マガジン Japonya-İstanbul

イスタンブール情報なら「ジャポンヤイスタンブール」!現地在住ライターが衣食住、観光、ビジネス、ヨーロッパとアジアの交差点「イスタンブール」の情報をお届けします。

たった2駅を往復するイスタンブールの地下鉄道に乗ってみた!

f:id:Saladoffice:20170821162723j:plain

イスタンブールにはたくさんの地下鉄がありますが、その中でも少し変わった路線を今回はご紹介します。イスタンブールの中心地であるTaksim(タクシム)と海沿いのKabataş(カバタシュ)を往復する非常に短い地下鉄道を利用してみました。

2つの駅を往復する路線はどんな利用価値がある?

今回ご紹介する路線の正式名称は「Kabataş–Taksim funicular」です。別記事でもご紹介した高速バス「ハバタシュ」の発着地にもなっているなど現地の主要な街の1つになっているタクシムと、そこから一番近い海沿いの街にある駅「カバタシュ」を結んでいます。この路線の利用価値は大きく2つあり、1つはタクシムからカバタシュまで地上から向かう場合は20分弱かかってしまうこと、もう1つはその道程がかなりの急勾配で移動自体が大変であることが挙げられます。タクシムとカバタシュを往復しているバスも存在するのですが、時間が読めない部分もあるのでこの電車を利用するほうが得策です。

f:id:Saladoffice:20170821163641p:plain

実際に利用してみるとその動力に驚かされる

今回はカバタシュ側からこの電車を利用してみました。地下で急勾配を走るという変わった電車のため車内も傾いており、日本の登山鉄道のような形で電車が停車しています。発車すると所要時間は2〜3分です。滑らかに走行するというよりは力強い動力を車内でも感じるような雰囲気で、他の電車とは違う楽しさがあると思います。

f:id:Saladoffice:20170821163311j:plain

タクシム側のホームにはこの電車が開発された際の採掘の様子などが写真で紹介されており、大変な作業であったことが見受けられます。ちなみにこの写真は2004年に撮影されているようなので、今から13年前になりますね。また、タクシム側のホームに降りて改札に向かっている途中で列車の動力となっているものを実際に見ることができます。

f:id:Saladoffice:20170821163316j:plain

この巨大な機械は、日本ではゴンドラ等で使われているものです。非常に太い金属製のワイヤーを利用して電車を動かしていることがわかりました。停車中はこの動力は停止しており、発車した後はかなりのスピードで動いていきます。この動力をコントロールするための制御室もタクシム側に設置されており、運転手は車両には乗り込まず、この制御室で運行を行っています。公共交通機関の中でも非常に珍しいスタイルを取っていることがわかりますね。

今回はタクシムとカバタシュを結ぶ、珍しい地下登山鉄道をご紹介しました。今後も様々な交通機関について特集していきます!